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嚥下食ピラミッドとは

嚥下食ピラミッドは、食べ物を飲み込みの難易度別に6段階に分類した図のことを言います。
開始食~嚥下食Ⅴをそれぞれ、Lo~L5と分類しています。

嚥下ピラミッド図

難易度レベルの基本定義

①レベル0(嚥下開始食) お茶や果汁等をゼラチンで固めたゼリー。
たんぱく質は2g以下/100g。
ざらつきや付着がないもので、咽頭部を重みでスムーズに通過するもの。
②レベル1(嚥下訓練ゼリー食) 嚥下開始食のゼリーに加え、スープ、ジュース、重湯などをゼラチンで固めたもの、べたつき感やざらつき感が少なく粘膜にくっつきにくいもの。
たんぱく質は含まれてもよいが、魚介類や肉類は原則として含まない。
③レベル2(ゼリー食) ペースト食をゼラチンで固めたもので、レベル1よりべたつき、ざらつきが多少あるゼリー、ムース状のもの。
肉・魚類、食物繊維の多い野菜類も対象となる。
④レベル3(ペースト食) ペースト食やクラッシュ状のゼリーなど。
不均一な食感のものはゲル化剤などを使ってゼリー状に固めたものを利用し、まとまりやすくしたもの。
⑤レベル4(介護食・移行食) やわらかくした食事で、煮物や水分を含むものなどが多い。嚥下よりも咀嚼を重視した食事。
刻むより「一口大」や「形あるもの」が理想的。必要ならば水分にとろみをつける。