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介護食の選び方 ユニバーサルデザインフードとは
区分 | ||||
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噛む力の目安 | かたいものや大きいものはやや食べづらい | かたいものや大きいものは食べづらい | 細かくてやわらかければ 食べられる |
固形物は小さくても 食べづらい |
飲み込む力の目安 | 普通に飲み込める | ものによっては飲み込み づらいことがある |
水やお茶が飲み込み づらいことがある |
水やお茶が 飲み込みづらい |
【物性規格】 かたさ上限値 N/m2 |
5×105 | 5×104 | ゾル:1×104 ゲル:2×104 |
ゾル:3×103 ゲル:5×103 |
【物性規格】 粘度下限値 mPs・s |
- | - | ゾル:1500 | ゾル:1500 |
※参考:日本介護食品協議会「区分選択の目安」
【高齢者の食事の注意点】
- ●食事前のポイント
- 手洗い・排泄などを済ませる。
- 寝起きの場合、はっきり目覚めているか確認する。
- 軽く食事前体操を。上半身、首、口を動かし食べる準備をする。
- エプロン、タオルなどの他、握りやすいスプーンや箸を用意し、なるべく自力で食べられる環境を。
- ●食事中のポイント
- 歯の状態、飲み込みの具合によって食べるペースを考える。
- ひとくちの量に注意。多すぎるとうまく食べられないし、少なすぎてもおいしさを感じにくい。
- よく観察し、食べものがちゃんと飲み込まれるのを確認する。
- 一度に口へ詰め込もうとするときは、お茶をすすめるなどの配慮を。
- 介護する場合は目の高さを合わせる。正面よりも横に座るのがいい。
- 温かいものは温かく、冷たいものは冷たく。嚥下反射(飲み込み)をうながす意味でも重要。
- ●食後のポイント
- 食後の口腔ケアに注意。歯磨きだけでなく、口腔前庭部や口蓋、下に残った残渣(かす)などもキレイに。
- 食後しばらくは上体を起こしておく。すぐ横になると残渣を誤嚥したり、胃から逆流してきた食べものが原因で肺炎を起こすこともある。
ユニバーサルデザインフードについての詳細は日本介護食品協議会HPをご覧ください。